Zippoの綿の代わりにフェルトを詰めるとOILが長く持つらしいとネットに書いてありました。
一番「長い」奴は 誰だ?!「綿」に変わるZIPPOに 最適な中身」の検証実験 -前編-
一番「長い」奴は 誰だ ?!「綿」に変わるZIPPOに 最適な中身の検証実験 -後編-
早速試そうと思い、ダイソーにフェルトを買いに行きました。
お店にはフリースとフェルトの生地がありました。最初は素直にフェルトの方を買おうかと思ったのですが、フェルトの生地よりもフリースの生地の方が厚さが厚くて、Zippoの綿代わりに使うにはフリースの方がよさそうに思えました。
どうしようかと悩みましたが、成分を見たらどちらもポリエステル100%でした。成分がどちらもポリエステル100%ならフリースを選んでも大丈夫だろうと思い、フリースの方を買いました。
買ったフリースをZippoより少し小さいぐらいの長方形にハサミで切りました。
その後、長方形に切ったフリースを偽Zippoに綿の代わりに詰めました。
※この写真に写っている分だけフリースを切ったのですが、半分くらい余りました。こんなに切る必要はないです。
※私が見つけたサイトではフェルトを細長くほぐして入れていましたが、ほぐそうとしてもうまくほぐれてくれないし、めんどくさかったので、ほぐさずに長方形の状態のフリースをぎゅっと無理やり押し込みました。
本物のZippoを持っていないので、このブログで紹介している
偽Zippoを検証に使います。
ちなみにOILはこのブログで紹介している
ダイソーのオイルを使います。
いつも通り約14mlぐらいOILを偽Zippoに注ぎました。
14ml入れると、いつも通りインサイドユニットの下(風防側)からわずかにOILが漏れました。
なので、フリースに変えると綿よりOILがたくさん入るようになったりとかはしないようです。
はたして、この偽Zippoは何日間OILが持つのでしょうか?
これから検証します。
検証結果がわかり次第、このページに追記します。
(4日後)
結論が出ました。
OILを補充してからちょうどぴったり4日後に、火が付きにくくなりました。ホイールを5~10回回さないと火がつかなくなったのです。※普通は一発で火が付きます。
しかも、やっと火が付いたと思ったら、わずかな風で火が消えてしまいます。
私は基本屋外でタバコを吸います。職場の喫煙所は屋外ですし、自宅は禁煙なので自宅でも家の外でタバコに火をつけます。なので、わずかな風で火が消えるのは困ります。
ホイールをいっぱい回すことになるので、フリントの寿命が短くなるのも困ります。
というわけなので、実用上問題なく使えるのは4日間だけということになります。
綿を詰めた場合も4日で使えなくなるので、フリースに変えた意味が全くないです。
このページの先頭で紹介しているサイトでは、フリースではなくフェルトを使っているようです。また、OILはZippo純正OILを使っているようです。
もしかしたら、この違いが検証結果に影響しているのかもしれません。
もともと、お金を節約するために綿の代わりにフリースを詰めることにしたので、値段の高いZippo純正OILを買う気にはなれません。それに、フリースもフェルトも成分はポリエステル100%なので、フェルトに変えても結果は変わらないとしか思えません。
このページの最初のあたりで紹介しているサイトでは70mlOILを入れたと書いてありますが、どう考えても70mlも入るはずないです。そう考えると、信ぴょう性の薄い情報だなと思えます。
それに、よく考えたら、綿をフェルトやフリースに変えるだけでOILの揮発性が劇的に変わるなら、とっくの昔にライター製造メーカーは綿からフェルトに変えているはずですよね。
というわけなので、結論としては「綿をフリースに変えるのは無駄だからやめた方がいい」ということになりました。
人柱になった結果、わざわざ100円で買ったフリース代を無駄にしただけになってしまって残念です。
皆さんもネット上の胡散臭い情報には気を付けてください。
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