海外の通販サイトAliExpressでIMCOの偽物が売ってたので買ってみました。
私が買ったショップのページにリンクを張ろうとしたら、私が買った直後に日本への配送をしない方針に変わっていたので、代わりにAliExpressの検索結果をリンクします。
AliExpressで「oil lighter」、送料無料、2.5~3.5USDで検索した結果
私が買ったときは送料無料で317円でした。※セール時に買いました。
上記のリンクの検索結果を探せば、同じ商品が同じくらいの金額で買えるはずです。
海外の通販サイトなので、英語が全くダメな人には無理ですが、多少でも英語ができる人にはお勧めできる通販サイトです。
届いた偽IMCOの写真を撮りました。
偽Zippoと比較すると大きさがわかりやすいかと思い一緒に撮影しました。
高さは偽IMCOの方が少し高いです。幅は偽IMCOの方が細いです。
この写真だとわかりずらいですが、厚さは、フリントが入っている部分の厚さは偽Zippoとほぼおなじで、OILが入る部分は偽Zippoより少し厚いです。
底を見て驚きました。なんかネジがあります。本物のIMCOと違います。
とりあえずこのネジを外してみました。
ネジを外したら、ネジ、バネ、バネとフリントの間に挟まる部品、フリントが出てきました。Zippoそっくりの構造です。
本物のIMCOはライター本体がパカッと割れて、フリントの残量が一目で確認できますが、この偽IMCOはZippo的な構造なので、フリントの残量がZippo同様わからないです。
本物のIMCOが好きな人には、このZippo的な構造(本体がパカッとわれない)は気に入らないかもしれません。
でも、本物のパカッと割れる構造は壊れやすいという情報もあります。
この偽IMCOは本体がパカッと割れないZippo的な構造なので、おそらく本物のIMCOよりも丈夫だと思われます。
個人的には丈夫な方がいいと思うので、この偽IMCOはありだなと思えますが、「こんなんIMCOとちがうからいや」という人もいるでしょう。
ネットで調べた情報によると、IMCOはZippoよりもOILが揮発しにくいという噂がありました。
フリント部分は本物とは構造が違いますが、オイルタンク部分やフタなんかは本物とよく似ているので、噂が本当ならこの偽IMCOはZippoよりも揮発しにくいはずです。
(実験してみた)
偽IMCOに7mlのOILを入れようとしたら、OILが入りきらずにあふれました。
実際にライターに入ったのはおそらく4から5mlぐらいと思われます。
※OILは
このブログで紹介しているダイソーのライター用オイルを使います。
検証した結果、ちょうどぴったり2日後にOILが切れて火がつかなくなりました。
あふれるまでたっぷり入れても、2日しか持ちません。
OILが完全に切れるまで使い続けるとウィックが痛みます。
なので、実際にこのライターを使う場合は、毎日OILを補充する必要があると思います。
Zipooなら、OILを14ml入れれば4日持ちますから、OILをこまめに補充するのは面倒だという人は
偽Zippoを買った方がいいです。
(さらに実験してみた)
入れるOILの量をちゃんと測って検証してみたくなりました。
そこで、約4mlのOILを入れてみました。
4ml入れると満タンのようです。これ以上はOILが入らないっぽい感じでした。
毎日タバコの火をつけるのにこのライターを使いました。
2日後、OILが切れました。
偽Zippoは7mlのOILを入れた場合、2日でOILが切れます。
なので、偽IMCOの方が偽ZippoよりもOILが揮発しにくいのは間違いないです。
本物のZippoや本物のIMCOを持ってないので、本物がどうなのかはわかりませんが、本物とよく似た偽IMCOと偽Zippoを比較したら、偽IMCOの方がOILが揮発しにくいです。
なので、ネットで見つけた「IMCOの方がZippoよりもOILが揮発しにくい」という情報は、おそらく本当だと思います。
ウィックがダメになったので、オイルタンクからウィックを引っ張り出して切りました。
やってみて気づいたのですが、Zippoと比べると、ウィックを切る作業が圧倒的に早くて簡単です。
Zippoの場合のウィックを切るときの手順は以下のようになります。
1.ウィックを風防よりも上まで引っ張り出す。
2.ハサミでウィックをカット。
3.インサイドユニットの底の方の綿を取ってウィックが見える状態にする。
4.インサイドユニットの底の方からウィックを引っ張って
風防の真ん中以下の高さまでウィックを引っ込める。
5.綿を詰める。
Zippoを使っている人なら言われなくてもわかってるよって思うことですが、一応書いてみました。
5の綿を詰めなおす時に、ウィックが綿に押されて、ちょうどいい高さよりもだいぶ上に勝手に上がってしまう事がよくあります。慣れれば、上がることをあらかじめふまえて、ウィックをかなり低めにしてから綿を詰めればいいのですが、Zippo初心者の頃は、それがわからなかったりします。
IMCOの場合、ウィックを引っ張って切るだけでOKです。
Zippoと比べると圧倒的に早くて楽です。
しかも、IMCOは火力を調整できますか、「しまった。ウィック短すぎた」ってときは風防を下げてやればOKですし、逆にウィックが長すぎる場合は風防を上げてやればOKです。
(フリント交換をしてみた)
3週間ぐらいでフリントの寿命が来ます。偽Zippoと比べるとフリントが長持ちします。偽Zippoは2週間ぐらいでフリントの寿命が来ます。フリントを押し出すバネが偽Zippoよりも偽IMCOのほうが弱いためだと思われます。バネは弱いですが点火には全く問題ないです。
何回かフリントの交換をして思ったのですが、Zippoよりもフリント交換が楽です。
Zippoのだと交換時にインサイドユニットを外さないといけませんし、フリント交換時にOILで手が汚れます。
偽IMCOだと、底のネジを緩めるだけで交換できますから、Zippoと比べると手間がかからないし、OILで手が汚れません。
(追記)
半年ほど使ってみて気づいたのですが、偽IMCOのフリントが残り少なくなったかなり短い状態になると、フリントを取り出そうとしても取り出せなくなります。ライター本体をガンガン机に叩きまくっても、短くなったフリントは取り出せません。
偽Zippoはフリントがかなり短くなってても簡単に取り出せます。
この点は偽IMCOのほうが
偽Zippoよりも劣っています。
しかし、取り出せないくらい短くなったフリントを取り出さずに、新しいフリントを追加で挿入しても特に
問題なく使えます。4回ぐらい試したのですが、今のところ短くなったフリントを取り出さないで、新しいフリントを挿入しても問題は起きていません。
(追記)
短くなったフリントを取り出さずに新しいフリントを挿入するということをやり続けていたら、ある日いきなりライターの蓋が開かなくなりました。蓋が開かないので、当然、火もつけられません。短くなったフリントが悪さをしているのでしょう。机にガンガンライター本体を叩いても短くなったフリントは取り出せません。掃除機に布テープでライターを固定すると同時に、隙間を布テープで塞いで、掃除機でフリントを吸い出そうとしてみましたが、それでも短くなったフリントは取り出せませんでした。
短くなったフリントを取り出さないと問題が起きます。早めに短くなる前にフリントを取り出したほうがいいです。
(追記2)
偶然気づいたのですが、フリントの部分にふたがあって開きます。
ふたの側を下にして、ライター下から上のほうへと指でこするとふたが開きます。
言葉で説明してもわかりにくいので動画に取りました。
動画ダウンロード
この動画だとあっさり開いていますが、実際には1分ぐらいひたすらこすらないと開かないこともあります。
(数日後)
蓋が壊れて取れてしまいました。
壊れたってことなのでしょうが、蓋がなくても実用上全く問題はないです。
(追記)
短くなったフリントのせいで蓋(※ライター上部のホイールを回す方の蓋)が開かなくなるというトラブルが発生したので、どうにかこの蓋から短くなったフリントを取り出せないかいろいろ試しましたが、どうやっても、短くなったフリントは取り出せませんでした。一体何のためにここに蓋があるのでしょうか?
ダイソーのオイル1本がなくなるのにどれくらいかかるか検証しました。
結果は、2ヶ月と3週間でOILがなくなりました。
偽Zippoだと27日でなくなったので、偽IMCOは3倍ぐらいOILが持ちます。
偽Zippoのほうが偽IMCOより値段は安いですが、燃費は圧倒的に偽IMCOのほうがいいので、数カ月以上使えば偽IMCOのほうがお得です。
なんかもう、
あらゆる点で偽IMCOのほうがZippoよりも優れています。
短くなったフリントのせいで蓋が開かなくなり火がつかなくなってしまったので、Zippoよりも優れているとは言えなくなりました。短くなったフリントを取り出せなくなって偽IMCOは使えなくなってしまいましたが、フリントが短くなる前にフリントを早めに交換して、やれば、偽IMCOのほうがお金は節約できるはずです。
どうにかして詰まった短いフリントを取り出せないかと思い、分解してみました。
フリントを交換するときに緩めるネジを外すと、真鍮製のネジがあります。写真の右のネジです。この真鍮製のネジを緩めて外して、蓋を上に持ち上げると、点火部分のユニットがライター本体から外れます。
この写真の状態からさらにボルトを外してみたですが、結局、短くなったフリントは取り除けませんでした。
しかも、蓋の部分が「べき」って折れてしまいました。どうやら、蓋の部分は金属製ではなく亜鉛製のようです。亜鉛製なので、フリントがつまらなかったとしても、長くは持たなかったと思われます。
購入後、毎日タバコに火をつけるのに使い続けて5ヶ月で、このライターはフリントが詰まってしまって壊れてしまいました。300円強で買ったライターが5ヶ月使えたので十分元は取れたと思います。OIL代は偽Zippoの1/3ですみましたし。偽IMCOを買って後悔はしていません。
しばらく偽Zippoを使ってみてから、また偽IMCOを買うか、本物のIMCOを買うか、偽Zippoを使い続けるか検討することにします。
やっぱり再び偽IMCOを買おうと思いAliEpressで検索してのですが、なぜかなかなか安い偽IMCOにたどり着けませんでした。あっても、値段が高かったり、日本への送料が異常に高かったりしました。
送料も合わせると偽IMCOを購入する代金で本物のIMCOが買えてしまうので、
本物のIMCOをぽちりました。
お会計を済ませた後に出てくる画面で、安い偽IMCOへのリンクが張ってありました。
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「あー・・・。本物のIMCOを買う前に教えてほしかったorz」って思いました。
偽IMCOが壊れたので偽Zippoを使うことにしたのですが、偽Zippoだと風が吹いているとき炎で指があぶられて絵暑いです。偽IMCOだとそんなことはないです。
この点でもZippoよりIMCOのほうが優れていると思います。
フリントの記事も書きました。よかったらそちらも見てください。
格安フリント(オイルライターの石)。1個当たり1.12円!